2008年3月20日 (木)

自作の花器で

一日陶芸体験で、お花器を作りました。

信楽の土を捏ね、細い紐を積み上げて、指でならし、の繰り返し。

(信楽焼きで有名なのはよく居酒屋の入り口にいる狸の置物です)

土の塊だったものがだんだん形を得ていくプロセスが面白かったです。

コネコネしていくうち、手の平に溜まった日頃のストレスのようなものも薄らぎます。

粘土のひんやりした触感もヒーリング効果がありますね。

焼きと釉薬塗りは先生にお任せし、焼き上がりの日までドキドキして待ちました。

Ans1_2 作ったときより少し小さく締まって、無事に焼き上がっていてほっとしました。

この器にはどんな花を活けたらいいかな?

花屋さんを何軒か回り、春の伊吹を感じられる花材を選びました。

アンスリウム (バニラ)、キイチゴ、グリーンベル、スイトピー(黄)、ローズゼラニウム

バニラ色と若葉色と少しだけピンクの色使いです。

Ans3_2 実はこのお花器には耳があります。

最初から兎をイメージして作ったわけではないですが、仕上げのときにどうしても耳を2つ付けたくなりました。

たまに兎の夢を見ることがあるんですが、何となく兎の形になりました。

小さめのサボテンの鉢をいくつか入れて、植木鉢カバーのように使ったら、耳が映えるかもしれません。

Greenbell2 グリーンベルはこんなに可愛いんですよ。

グリーンの風船の先にピンクの小さい花びらがピピっと出ています。

あまり見たことがないので、最近出回るようになった新種のお花かもしれません。

残った粘土で小鉢も作りました。

これにもついつい耳と眼を付けてしまいました。

一緒に作った友人は、トトロと言っていましたが、確かにとぼけた様子は似てるかもしれません。

Totoro白いガーベラをくわえさせたら、ちょっと面白い顔になりました。

次回は小さなフローティングキャンドルを浮かべようかと思っています。

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2008年1月29日 (火)

削ぎ落とす

NISHIURA STYLE の西浦喜八郎先生に茶花を教えていただきました。

茶花は四季折々のお花を茶室に活けるものですが、いろいろな決まりごとがあり、とてもTsubaki1 難しいです。

普通の生け花との大きな相違点は、

削ぎ落として花材の本質を活ける」ということだと思いました。

自分なりに控えめに活けたつもりでしたが、垂れ下がりすぎた枝や、不要な葉を整理するよう先生にアドバイスを受けました。

足していく方が実は簡単。

ここの空間を補強するのにこの枝も、あの葉もと、饒舌な作品が仕上がります。

普通の生け花ならそれでOKですが、茶花は逆のベクトルに向かう必要があります。

削ぎ落として、削ぎ落として、植物に対峙していると、植物の方が活ける私の本質を観察しているような気がしました。

「え、これも要らないんですか!? え、これも?」

先生のお手は容赦なく動きます。

でも仕上がりを見ると、私の表現したかったもの (お花のエッセンス) は十分現れているので不思議です。

花材は白玉椿、土佐みずき、紅葉ヒペリカム (活けたのは12月中旬)

虫食いの葉で空間の広がりを表現し、開き始めた椿を巣篭もり卵のように葉の間から覗かせてみました。

最後に前面の椿の葉がまだ若干重いということで、手前の葉をちぎることを先生に勧められました。

迷っていると、「迷わず、作為なく」とのお言葉。

意を決してザクっとちぎりました。

最初の写真と比べてどうでしょうか。

Tsubaki2

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2007年5月19日 (土)

ashes and snow - ノマディック美術館

「体調を崩したら心地よいことのみに専念しなさい。芸術は一番の栄養になります」と、

尊敬する師匠に勧められた、お台場のノマディック美術館。

Nomadic3_1 お台場は遠い・・・と延び延びになっていたが、友人から「美術館に行かない?」と誘いが入った。

行き先を聞く前に、そこへのお誘いだとピンと来た。

ノマディック美術館はニューヨーク、サンタモニカ、お台場と移動してきた旅する美術館だ。

152個の貨物コンテナを使用して組み立てられた倉庫のような建物。

コンテナは移動先でレンタルされ、移動先で返却される。

周囲のお花畑と観覧車のとも溶け合い、いい感じの風景になっている。

そこで開かれているのは、カナダ出身のアーチスト、グレゴリー・コルベールの ashes and snow 展

Nomadic1_1入り口でパンフレットをもらったが、中身を見ずに中に入る。

薄暗い天井の高い空間に、アジアのテキスタイルがぶら下がっている。

会場内では、インド、エジプト、ミャンマー、トンガ、スリランカ、ナミビア、ケニア、南極大陸、ボルネオ諸島で収められた人、動物、自然の写真と映像が、館内の空間と一体になって表現されていた。

写真にはタイトルや解説はなく、映像には言葉はない。

そこにいるだけでいい。という美術館は初めてだった。

感じるままに、漂うだけでいい。

鑑賞する人が自分だけのストーリーを膨らませることができるように設計されている。

木の切り株のような椅子に腰掛けて映像を観ていたら、強風でスクリーンがさざ波のように揺れた。

私の頭もそれに合わせて揺れ、一瞬深い眠りに落ちた。

そこは深い海の底。カタツムリの殻の中。お母さんの胎内?

gregory colbert  ashes and snow
ノマディック美術館 お台場
東京テレポート駅正面のお台場特設イベント会場
東京都江東区青海1丁目
2007年3月11日(日曜日)~6月24日(日曜日)
開館時間: 月曜日~木曜日 11:00~19:00、金曜日~日祝祭日 10:00~22:00

Nomadic2_1

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