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2009年4月 2日 (木)

3回考えてから

ヨガのティーチャートレーニングを始めて3ヶ月が経ちました。

今まで「ヨガとは何か」や「ヨガ的な解剖生理学」、「自然療法の概論」などを勉強してきました。

新しい勉強を始めると何もかもが目新しくて、不思議の世界に誘われたよう。

「へぇ、そうなんだ。納得!」ですむこともあれば、今までの雑多な知識とごっちゃになって、頭の中はクエスチョンマークでいっぱいです

質問魔の私は目の前に教えてくれる先生がいるのをこれ幸い、授業中に何でも質問してしまいます。

先生は親切に教えてくださいますが、、「それは On Time な質問ではないですね。後日やるトピックなのでそのときに」とか、「そんなに難しく考えず、今は素直にそのまま受け取りなさい」など言われることも増えてきました。

あるとき 「何でも質問しちゃってすみません。」と先生に恐縮して申し上げたところ、

質問が出るのは当然のことだし、質問しちゃいけないということじゃないよと前置きした上で、

3回自分で考えて、それでもわからなければ質問しなさい

と言われました。

もちろん、時間が限られた中で On Time でなく、On Line でもない質問が増えると、授業の進行の妨げになるということもあります。

授業の内容がすぐにはピンとこなくても、家に帰ってテキストを読み返してみたらわかるということもあるでしょう。

数日質問を寝かせてみると、日々の練習の中でヒントが得られることもあるかもしれません。

もしかしたら同級生や先輩との会話の中で合点がいくことがあるかも。

それでもわからなければ、次に先生にお会いしたときに聞けばいいのです。

こうやって質問を熟成させ、展開させていく中で得られるものを大事にしなさいと先生はおっしゃりたかったようです。

最初は単なるテキストの字面だったものが、自分自身の熟考と経験の中で血が通い肉付けされて、一次情報として蓄積されていくこと。

それは新聞や本、参考書、人から聞いた話などの二次情報を自動受信していくだけでは得られない大きな財産です。

例えば、呼吸法を行うことにより、神経系やホルモン系にも働きかけることができると習ったとして、何で?とすぐに質問する前に、

自分の生活の中で実際に呼吸法をやってみた。そしたらよく眠れるようになり、イライラすることもなくなったと実際に経験すること。

それが活きた勉強になるかどうかの分かれ道だと思います。

その後、私の質問癖は少しずつ治まってきているとは思うのですが、先日先生と雑談しているとき、つい気が緩んで安易な質問をしてしまいました。

「干し椎茸はサトヴィックですか?」という質問だったと思います。

それまでにこやかに私と話していた先生は、スッと目を逸らして別の人と会話を始めてしまいました。

無言の教えですね。

- サトヴィック/タマシックという話は本格的には後日習うテーマ。→On Time でない質問である。

- ただし、今まで教わった範囲で類推すれば、干し椎茸はサトヴィックとは言い難い。→ 3回どころか1回も考えていない質問である。

(サトヴィックというのはさまざまな意味を持つ言葉ですが、その1つに生命力を持つかどうかというものがあります。)

「3回考えて・・・・」

はて、似たような言葉を聞いたことがあるなと思いを巡らすと、以前家庭教師をしていた教え子に私自身が言った言葉でした。

教え始めた当初、何でもかんでも矢継ぎ早に質問する生徒に、

「授業に関係ない質問は、後でね。」とか、「自分の頭で考えることも大事だよ」とか偉そうに言ってたのです。

(その後、考える力を付けた生徒はめきめき学力を伸ばし、志望校に合格しました。(前の記事の彼です))

立場が変われば私が同じことをしていたという・・・・

ロールプレイングゲームのようです。

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コメント

2日に、新入社員のトレーナーをしていたのですが。そのときに私も、「わからないことがあったときは、まず自分で調べて、そして良く考えてみてください。それでもわからないときには、必ず質問するようにしてください」と言っていました。

さて、それでは自分がその通りに行動できているかというと…。

考えさせられるお話、ありがとうございます。

投稿: 原口マルクス達也 | 2009年4月 3日 (金) 01時35分

何を習得する時でも、疑問はたくさんありますよね。私はバレエに関して頭の中がクエスチョンマークだらけで、よく先生に質問していました(子供のころは、教室で口を開くことはご法度だったので、大人になってから)。でも、「今答えてもわからない」、と先生に言われ、答えてもらえないことがほとんどでした。今になって思うと「実践」なくして、質疑応答だけで早く何かをつかみたがっていた自分が性急だったんだな、と思いが到ります^^  私も、バレエでその道を来ていなかったら、きっとニーマルにもっと質問していただろうなぁ。。。ww

ヨガもアーユルヴェーダも、長年の実践によって、初めて実感として腑に落ちてくる、そういうものなのかもしれませんね。

投稿: Si-ma | 2009年4月 3日 (金) 08時04分

原口さん、コメントありがとうございます!
新入社員の教育をされてるんですか。何だかシンクロした話題でしたね。
売り手市場のときと比べて考える力のある新入社員さんが増えているのでしょうか。ついひとくくりにして見てしまいますが、各部署に配属された後、徐々に個性が発揮されてくるんでしょうね。

投稿: Fiona | 2009年4月 4日 (土) 11時10分

Si-maさん、コメントありがとうございます!「今答えてもわからない」←ニーマル先生にも同じようなこと言われました(^_^;)
バレエもヨガも、特に歴史がある「道」は毎日の習練を長い時間積み重ねて身につけていくものなんでしょうね。教師は生徒の習熟度に合わせた長期的な教育プランがあるのでしょう。ニーマル先生は、実践を経て生じた疑問には喜んで答えてくださいます。最初の授業でもプラクティスの重要性を力説していらっしゃいました。2年間は長いので焦らずやっていきます。

投稿: Fiona | 2009年4月 4日 (土) 11時21分

2期生も最初に3回考えてからと、先生に注意受けました。
それから、質問が中々できなくなっちゃったんですけど。
私も、質問すべき時でない時に、質問してしまい、答えてもらえないこと、多々あります。そういう時には、あまり気にせず、先生瞑想状態なんて、勝手に思うようにしています。⇒反省足りませんね。

投稿: リベルタ | 2009年4月21日 (火) 19時58分

リベルタさん、2期生も同じこと言われてたんですね。
3回考えるうちに何を疑問に思ったか忘れちゃうこともあります。メモっとかなきゃ。
>先生瞑想状態
そうだったんだ。無視じゃなくて瞑想してたんですね。

投稿: Fiona | 2009年4月22日 (水) 22時16分

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