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2009年1月15日 (木)

受験勉強の引き出しを開けると

今週末はセンター試験ですね。

受験生の皆さんが実力+αを発揮できますように。

私大志望のうちの姪も受験予定です。Ca370583_2

最近は私大もセンターを採用するところが増えてきました。

センターの勉強と希望する学校の対策と両方やらないといけないから大変ですよね。

今日は近くの北野神社でお守りを買い求め、速達で姪に送ったところです。

姪は中高6年間テニスをやっていたので、本格的な受験勉強は昨年夏の部活引退後となりました。

義姉に様子を聞くと、塾にも通い毎晩遅くまで勉強しているとのことなので安心していました。

ところがお正月に会ったときに本人に話を聞くと、「古文、漢文は捨てた」と言うではありませんか。

「古文漢文で差がつくんだから捨てちゃだめよ」と強く説得。

現代文はノリで解けても、古典はそうはいきませんよね。

基本となる文法を押さえ、問題を解き慣れていないといけないから。

結局、「じゃあ教えてあげるから明日来なさい」

と、お正月休みを返上して教える流れになってしまいました。

大学時代にアルバイトで古文の塾講師をしていたことがあるとはいえ遠い昔のこと。

前夜は高校時代の教科書を引っ張り出して予習する羽目になりました。

そしたら古の文章の面白きことこの上なし、でした。

赤壁の戦いを描いた映画の『レッドクリフ』を観たばかりだったので、特に漢文の世界に引き込まれました。

最初はレ点の読み下し方法も忘れていましたが、徐々に漢字の羅列が意味を成してきました。

荘子が旅行中に行き倒れのドクロを枕にして寝たら、夢にその髑髏が現れて死後の世界の気ままさを語る『髑髏見夢』。落ちが面白くてニヤリ。

陶潜の帰去来辞など名家の詩は美しく韻を踏んでいて、景色が思い浮かびます。

受験生のときはこのような楽しみを味わう余裕はありませんでした。

ひたすら点を取ることばかり考えていましたし。

私の高校の古典の先生はとても厳しくて、文法もみっちり叩き込まれました。

先生自体も苦手なタイプだったので、古典の授業はとても憂鬱だったのを覚えています。

授業中に当てられるかもしれないと教科書に一杯書き込みをしていたので、今回姪に教えるときに役立ちました。

記憶の中にある埃をかぶった「受験勉強」の引き出しを開けたら、古典を読む楽しみという予想外のおまけが出てきました。

学校の勉強って何に役立つんだろうと思っていましたが、将来のための種を蒔く作業なのかもしれませんね。

どの種が芽を出して、将来豊かさをもたらしてくれるかわかりません。

とはいえ、翌日姪に教えたことの中心は受験テクニックになりました。

解答時間配分とか、「問題文は必要なとこのみ読む」とか、「とにかく1問でも多く過去問を解く」など、タイマー片手にビシビシと。

本番まであと僅かなのでいたしかたない。

姪も根性があるので、午前中から始めて夜9時頃まで頑張り、古典だけでなく現代文もやっつけました。

もちろん、姪が問題を解いている間に、こちらは答えをしっかりチェック。嘘を教えちゃいけませんものね。

何となくの印象ですが、私のときより引っ掛け問題が減り、素直な問題(難易度は別として)が増えたようです。

願わくは、姪が今蒔いている種が将来何らかの形で芽を出しますように。

写真の置物は、菅原道真公のお遣いの牛さんです。

今日行った北野神社にも狛犬ならぬ狛牛さんがいました。

道真公は丑年生まれだったそうですから今年は年男ですね。

お守りのご利益がパワーアップしそうです。

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