映画『イルマーレ』を観て
秋雨が肌に冷たく、珍しくメランコリックな気分になった。
そういうときは熱いお風呂に入って喝!を入れるか、一人で映画を観て思いっきり涙を吐き出すか・・・
今夜は用事をキャンセルして後者をチョイス。
『スピード』の名コンビ、キアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックの、『イルマーレ』を観た。
お天気の悪い平日の夕方だから観客は少ない。
この映画、2000年に公開された韓国の同名映画のリメイクだ。
韓国版では、海辺の一軒家が舞台だけど、ハリウッド版では、シカゴ郊外の湖畔になっている。
キアヌ、サンドラは二人とも生粋のWASPじゃないのが、アメリカの多様性の象徴だな。
キアヌのパパは中国人とハワイ人のハーフ。ママはイギリス人。
彼の黒くてちっちゃい目は、ハワイのネイティブの姿が重なる。腰蓑付けて、ハワイの神に踊りを奉納しているキアヌを見たい!
サンドラはドイツ育ちらしいけど、あの黒髪はラテン系?だったかな。
映画の中のキアヌ、42歳という年齢が等身大に出ている。
でもかっこいい。やっぱり大好き。
この方は、映画の役作りで痩せると、クランクアップ後に小太りになってという繰り返しだった。ついに、デフォルトがふっくら顔になったのかな?
さて、ストーリーは。(以下、エピソード的にネタバレしていますので、ご注意)
キアヌ扮する建築家のアレックスは2004年の今を生きている。
サンドラ扮する医者のケイトは2006年の今を生きている。
そんな二人が恋に落ちた。
二人の「今」は、二人が時期を違えて住んでいた、湖の上に建つガラス張りの家の郵便ポストで共時的にクロスした。
郵便ポストに手紙を入れると、2年後から、2年前から返事が瞬時に届く。
まるでリアルタイムにチャットしているみたいに。
メールじゃなく、手書きっていうのがいい。
飼い犬まで共有していることがわかって・・・あり得ない話!
何故っ?っていう仕組みは映画では解説されていない。
この映画は『バック トゥ ザ フューチャー』ではなく恋愛ものだから、その辺は流しちゃって。
「土曜日に一緒にシカゴの街を散歩しよう」とアレックスがポストにシカゴのお散歩マップを入れると、2年後のケイトが受け取る。
そして、同じ地図を見ながら一緒にシカゴ巡りをするという胸キュンなシーンがある。
散歩中、路上の壁にアレックスが書いたケイトへのメッセージが画面一杯に映る。
確かにお互いが存在していることを確認し合う。
2004年のアレックスが2004年のケイトに会いに行かないの?と思っていたら、会うんですね。これが。
2004年のある日駅のベンチに父親の形見の本を忘れたことを思い出したケイトは、アレックスに本を取りに行ってくれるように頼む。
指定された時間に駅に行くと、当時の恋人と別れを惜しむケイトの姿が。
ベンチに本を残して電車に乗り込むケイト、本を手に取ったアレックスはケイトの姿を垣間見る。
「君がこんなに美しいひとだったなんて・・・」
そのほかにも、実際に会話を交わすチャンスがある。
でも、どうしても、同時空で会いたいと願った彼らは、待ち合わせの手紙をポストで交わす。
出会える? 出会えない? さぁ、どっち!?
映画冒頭に、「あ、そういう展開?わかっちゃったよ~」というシーンがあるけど、その予想が当たるかどうか、最後までわからない。
秋から冬、そしてバレンタインデー、初春に至るシカゴの街もとても美しく撮られている。
イリノイ州の州都、五大湖を抱く街、古い時代の話だとギャングの街というイメージしかなかったシカゴ。この映画を観て一回行きたいなと思った。
はっきり言って、そんなに泣ける映画ではないけど、ちょっとバイオリズム的に不安定だった私は途中から泣きなきナキ。はぁ、すっきり。
しかし、瞼と鼻は大変なことになっていた。恥ずかし~い。
ポール・マッカートニーによるエンディング主題歌 "This Never Happened Before"を最後まで聴いた後、他の観客さんがみんな出たのを確認して、さ~っとお手洗いに滑り込んで顔を直した。
湖畔の家じゃないけど、水の上の雰囲気を味わいたいときは、飯田橋の Canal Cafe へ。
風がスーっと吹くとお堀に浮いているみたい。
帰宅する人たちを乗せた中央線を眺めながらの誰そ彼時がお勧め。
ケイトの愛読書、"Persuasion" Jane Austin 著を片手にどうぞ。
この本も、「待つこと」「時間の空白」がテーマ。
タイミングが合わずに一度別れて、時間が経って再会する男女の物語、らしい。
読んでないけど。
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コメント
恋愛映画、久しく観てないっす。私もキアヌ好きですよー。特に昔は一筋でした!黒髪の欧米人とかキアヌみたいなエキゾチックな美形とか大好きなもんで。あ、ジョニー・デップもいいわ。。。
ちょっと前に「かもめ食堂」をやっと観たよ! あの三人が出てくるだけでおかしくて、特にもたいさんは稀有な存在感の女優さんだよね。北欧のインテリアや食器も可愛いし、衣装もおしゃれだし、フィンランドますます気に入った。女子の好む旅行先としていっそう注目されそうだね。
で、今一番気になってる映画が「日本以外全部沈没」。劇場で友達と大笑いしながら観たい…けど、1800円出したら後悔しそう。レディースデーとかにするべき??
投稿: tomo | 2006年9月27日 (水) 01時20分
え、tomoちゃん、ジョニDも好きなの?
かぶるね~
じゃ、レアルマドリッドのラウルも好きだよね?
私も金髪碧眼はあまり惹かれない(あくまで外見ね)。
かもめ食堂いいでしょう?
北欧雑貨通のお友達から勧められた本を今度お貸しします☆
『日本以外全部沈没』私も1800円はよー出さんです(^_^;)
投稿: Fiona | 2006年9月27日 (水) 08時26分