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2006年8月31日 (木)

冥王星からの伝言

Urokogumo 詩:金子みすず

『みえない星』

星のおくには何がある。

  星のおくにも星がある。
  めには見えない星がある。

みえない星はなんの星。

  おともの多い王様の、
  ひとりのすきなたましいと、
  みんなに見られたおどり子の、
  かくれていたいたましいと。

国際天文学連合(IAU)の総会で、冥王星が惑星の定義から外れて数日経った。

その間、太陽系という舞台の中央から去ろうとする冥王星に、はからずも注目が集まっていたようだ。

天文台やプラネタリウムなどの天文の世界、教育、出版業界、占星術業界、面白いところでは、音楽業界!

ホルストの『惑星』に、コリン・マシューズという人が作曲した冥王星付きアルバムがバカ売れしてるらしい。ベルリンフィルの演奏で聴ける。

(私もAmazonで買っちゃった)

発見当初は惑星と呼ぶのに十分な大きさだとされていたが、天体観測の進歩により、「見えない星」も見通せるようになったおかげで、地球の衛星の月よりも小さくて儚い星であることがわかってきた (冥王星の赤道直径は 2,320 km、月は3,474.8 km)。

新しい分類名は、"dwarf planet" (矮小惑星 正式な訳語未確定)

dwarf は小人という意味もあるので、ディズニーの7人の小人たちの、

"Despite Planetary Downgrade, Pluto Is Still Disney’s ‘Dog Star’"

「冥王星が惑星じゃなくなっても、我らがプルートはディズニーのワンコ スターであることには変わりない」

という声明は微笑ましい!

「プルートを8番目のdwarf (小人)として歓迎します」だって。

(1930年生まれのディズニーのプルートは、同年、アメリカ人のクライド・トンボーが発見した冥王星 (Pluto) にちなんで名づけられた。)

占星術に関して言えば、冥王星が惑星という称号を失うだけで、何も変わらないと思う。

土星より奥の惑星は、トランスサタニアンと呼ばれ、個人を超えた社会、人類全体の意識や事象を取り扱う。

一番遠かった冥王星の扱うテーマはとっても深い。

破壊と再生、生と性と死、集合的無意識、エネルギーの一極集中、カリスマ、軍事機密、冥界 (Plutoは冥界の王ハデスのこと) .、普段は隠されていて、内側で密かに進行している事柄 etc

Sunset060808冥王星に与えられている役柄は多様で、難しい。

どれも人間の一生には欠かせないものばかり。

「公転周期248年だから、何度か生まれ変わらないと学べないテーマ」と姉弟子の紅木美るさんがおっしゃっていた。

これからも私は冥王星を重要な要素として鑑定をするつもりだ。

ところで、新しい惑星の定義は、以下のとおり。

(1)太陽を周回し、(2) 自らの重みで球状に固まり、(3)周回軌道の周辺に、衛星を除いて他の天体がない

周辺に衛星カロンなどの天体がある冥王星は (3) を満たさない。

占星術の師匠のryu先生は、「冥王星は人体でいうと、細胞」とおっしゃる。

皮膚の細胞は28日周期で生まれては死んで剥離していく。

生と死のイメージだ。

冥王星のそばにいろんな天体が発見されていくということは、筋肉細胞、臓器細胞など、細胞である冥王星が扱うテーマが細分化されていっていることの反映ではないかということだ。

集合的無意識の世界の多様化を人々が認識しはじめているのかもしれない。

1930年といえば、前年の世界恐慌後、ドイツの総選挙でナチ党が躍進し、ファシズムの靴音が聞こえてきた頃。

ハーケンクロイツの不気味な旗は第二次世界大戦の不吉な予兆だった。

冥王星に脚光が当たっている今、噴出した人々の残忍性はもはや映画やゲームを超えている。

テロや戦争、殺人、環境破壊。

未成年が犯人の殺人事件が一番心が痛む。

豊かな無意識の世界を紡ぐ吉兆として今回の冥王星の降格騒動をとらえたいものだ。

☆関連記事: 『節分に鬼を食べる

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コメント

うたた寝で消してしまった原稿、よくここまで書き直しましたね。脱帽! わたしにとっては冥王星は第5ハウスという「創造の室」にありソフトアスペクトのみの唯一の天体でもあり、頼りにしているだけに降格は正直寂しいものがあります。(占星術上は何も変わらなくても)。でも彼(冥王星のことです)本来のテーマは破壊と再生だから、今回の降格のあとにきっと何らかの形で徹底したリペアーがあり、新たな意味を占星術に与えてくれるのではと独りよがりに期待してます。fionaさんのきょうの「黄昏」の写真もとても情緒があっていいですね。では、また。

投稿: corgiville! | 2006年8月31日 (木) 21時30分

corgiville!さん

今度は居眠りせずに仕上げました☆
ほんと彼(Pluto)は愛すべき存在ですよね。
5ハウス冥王星と言うと、尽きることがないクリエイティビティですね。ご趣味もびっくりするほど広く深いですし、ご自分の確固たるスタイルをお持ちです。ファッションも奇抜なものをサラリと着こなしていらっしゃいます。何年経っても真似できないかも!
私は3ハウスに冥王星が入っています。
ちょっと皮肉屋さんで、書き出したら、言い出したら止められないところは、彼のせいですね。
黄昏の写真は8月に台風が接近した夕方に撮りました。
こうやってみると情緒ありますけど、実際にこの夕焼けを眼にしたときは宇宙人襲来か!? という雰囲気でした。
胸騒ぎを覚えて、横断歩道の真ん中で撮りました。

投稿: Fiona | 2006年9月 1日 (金) 00時41分

「豊かな無意識の世界を紡ぐ吉兆として今回の冥王星の降格騒動をとらえたいものだ」
Fionaさんのまとめの言葉に感動です。

冥王星と関わりの強い私は「降格」イコール身が軽くなったと超単純な発想に転換できればと幻想を抱いたものの、人生とはそう単純なものではありませんよね。

「星が何かをする訳ではない、動くのは自分だ」と教えて下さった先生の言葉を刷り込みつつ、試練と恩恵を意識してプラスエネルギーにフォーカスしていきたいものですね。

投稿: Akiko | 2006年9月 1日 (金) 02時32分

Akikoさん、そうですね。彼は試練の中での再生という恩恵を与えてくれましたよね。
Akikoさんも私も冥王星とのハードアスペクトがありますが、多くの人の心と向き合う占い師には恩恵なのかしら?
火星期を「今日の美学」とともに充実して過ごされたAkikoさんの輝きを拝見して、その思いを強くしています!

投稿: Fiona | 2006年9月 1日 (金) 08時42分

ビルと夕焼けの写真がとても美しい! 

子供の頃空想していたSFの世界みたいだぁ。宇宙に行きたいと願っていたのに、まだまだ遠いですね・・

投稿: ゆきぱく | 2006年9月19日 (火) 12時57分

>ゆきぱくちゃん
台風が逸れた日の夕焼けなんだよね。
昨日も同じような状況だったから、夕焼けがビビッドできれいだった。
その写真も後ほどアップします。
宇宙に行く値段は、今のところ36億円くらい?
生涯賃金が2億とすると、18人分か~
イランの女性IT系実業家が元ライブドアの人の代わりに行くんだよね。
プラネタリウムで我慢しよう。

投稿: Fiona | 2006年9月19日 (火) 22時29分

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